石目塗・浅間
石目塗・浅間
大地の鼓動を、一本の万年筆に
石目塗・浅間
大地の鼓動を、一本の万年筆に
本コレクションは、9月4日午後5時より販売開始となります。
「浅間(あさま)」は、古くから火山を指す言葉であったとする説があります。現在では「せんげん」と読むことも多い「浅間」ですが、古くは「あさま」と呼ばれ、「あさま」や「あそ」が火山を意味する言葉として使われていたともいわれています。火を噴き、大地を揺るがす火山への畏れと信仰。その長い歴史の中で育まれてきた「浅間」という言葉には、日本人が古くから火山とともに生きてきた文化が刻まれています。
Our inspiration
世界有数の火山国である日本では、古来より火山を「火の神」として祀り、畏れ敬いながら共生してきました。人と、力強い自然の営みとの調和。本作では、「石目塗」の技法を用いることで、大地の奥深くに秘められた膨大なエネルギーと、火山が生み出すさまざまな表情を表現しました。
3本の万年筆には、それぞれ異なる火山活動の姿が描かれています。
1本目は、火山の「火口」。今にも噴火が始まりそうな、張り詰めた緊張感のある一瞬を表現しています。
2本目は、火山から流れ出す「溶岩流」。一気に解き放たれた荒々しいエネルギーが大地を駆け抜ける、溶岩の力強い躍動感を表しています。
3本目は、荒ぶる火山が静まり返ったあとの「静けさ」。燃え盛っていたエネルギーがゆっくりと冷え固まり、やがて大地がゴツゴツとした漆黒の岩肌へと姿を変えていく様子を表現しています。
それぞれ異なる自然の表情を宿した、3本の万年筆。遠くに感じていた大地の力を、日々の筆記を通して身近に感じ、その力強さと美しさを楽しんでいただける作品です。

What is
Ishime-nuri
「石目塗」は、その名の通り、石のざらざらとした質感を漆で表現する塗りの技法で、新潟漆器や刀の鞘などに多く用いられています。独特の凹凸を持つ表面は、実際にペンを手に取り、文字を書き進める際に、心地よい手触りを感じていただけます。
石目塗は、漆が乾く前に炭粉や乾漆粉を蒔き付けることで、表面に細かな凹凸を生み出します。使用する粉の大きさによって仕上がりの質感が大きく変わるため、粉の選定や加工も重要な工程となります。本作に使用している乾漆粉は、ガラスなどに厚く漆を塗って乾燥させたものを、細かく砕いて粉末状にしたものです。
制作者は八雲塗コレクションを手掛けているうるし職人長屋桃子。この乾漆粉を作る際、長屋さん自ら「薬研(やげん)」をひき、粉の大きさを調整しています。こうして粒の大きさを揃えることで、ペン全体に均一で美しい質感を生み出しています。
石目塗りとは

さらに、乾漆粉を蒔き付けた後の「研ぎ加減」も、仕上がりを左右する重要な工程です。研ぎ過ぎれば石肌ならではの凹凸や質感が失われ、反対に研ぎが足りなければ、表面が均一に整いません。
粉の状態から仕上げの研ぎまで、細かな加減を見極めながら、一つひとつ丁寧に仕上げていく。そこには、長年の経験と確かな技術を持つ職人だからこそ生み出せる、繊細な手仕事が息づいています。
石目塗と白檀塗、二つの技が生む新たな表現
本コレクションは、ワンチャーの「八雲塗コレクション」を手掛ける漆芸作家・長屋桃子によって制作されています。伝統的な「石目塗」をベースに、「白檀塗」の技法を組み合わせることで、「八雲塗」らしい趣も感じられる、従来の枠にとらわれない新たな作品に仕上げました。石肌を思わせる、マットで凹凸のある質感と、白檀塗が生み出す深みのある琥珀色の輝き。その対照的な表情が、まるで流れゆく溶岩のような印象を生み出します。溶けた大地が持つ躍動感と、やがて冷え固まることで生まれる静謐さ。相反する二つのエネルギーを表現しています。1本の万年筆が完成するまでの制作期間は約3か月ほどを要し、一度に制作できる本数にも限りがあります。
石目塗りとは

「石目塗」は、その名の通り、石のざらざらとした質感を漆で表現する塗りの技法で、新潟漆器や刀の鞘などに多く用いられています。独特の凹凸を持つ表面は、実際にペンを手に取り、文字を書き進める際に、心地よい手触りを感じていただけます。
石目塗は、漆が乾く前に炭粉や乾漆粉を蒔き付けることで、表面に細かな凹凸を生み出します。使用する粉の大きさによって仕上がりの質感が大きく変わるため、粉の選定や加工も重要な工程となります。本作に使用している乾漆粉は、ガラスなどに厚く漆を塗って乾燥させたものを、細かく砕いて粉末状にしたものです。

制作者は八雲塗コレクションを手掛けているうるし職人長屋桃子。この乾漆粉を作る際、長屋さん自ら「薬研(やげん)」をひき、粉の大きさを調整しています。こうして粒の大きさを揃えることで、ペン全体に均一で美しい質感を生み出しています。
さらに、乾漆粉を蒔き付けた後の「研ぎ加減」も、仕上がりを左右する重要な工程です。研ぎ過ぎれば石肌ならではの凹凸や質感が失われ、反対に研ぎが足りなければ、表面が均一に整いません。粉の状態から仕上げの研ぎまで、細かな加減を見極めながら、一つひとつ丁寧に仕上げていく。
そこには、長年の経験と確かな技術を持つ職人だからこそ生み出せる、繊細な手仕事が息づいています。
石目塗と白檀塗、二つの技が生む新たな表現
本コレクションは、ワンチャーの「八雲塗コレクション」を手掛ける漆芸作家・長屋桃子によって制作されています。伝統的な「石目塗」をベースに、「白檀塗」の技法を組み合わせることで、「八雲塗」らしい趣も感じられる、従来の枠にとらわれない新たな作品に仕上げました。石肌を思わせる、マットで凹凸のある質感と、白檀塗が生み出す深みのある琥珀色の輝き。その対照的な表情が、まるで流れゆく溶岩のような印象を生み出します。溶けた大地が持つ躍動感と、やがて冷え固まることで生まれる静謐さ。相反する二つのエネルギーを表現しています。1本の万年筆が完成するまでの制作期間は約3か月ほどを要し、一度に制作できる本数にも限りがあります。

火口 Kakou
「火口」は、今にも噴火しそうな火山の荒々しさと美しさを表現した作品です。漆黒の「石目塗り」が施されたボディに、琥珀色の「白檀塗り」を円状に配し、まるで火山の火口に溶岩の池が浮かび上がるような表情を生み出しています。
石目塗りによる火山岩の大地と、白檀塗りによるマグマを思わせる色彩。その対照的な表情は、燃え盛る火がやがて冷え、岩へと姿を変えていく一瞬を捉えています。
自然が秘める圧倒的なエネルギーと、その中にある静かな美しさ。「火口」は、その壮大な自然の営みを、力強くも洗練された佇まいに仕上げた一本です。
「溶岩流」は、溶岩が大地の表面を流れゆく際の力強い動きとエネルギーを表現しています。
「石目塗」が施された凹凸のある質感をを火山の大地に見立て、暗く深みのある琥珀色の筋が大胆に走り抜けます。
まるで火山の斜面を流れ下る溶岩を思わせるデザインは白檀塗によって表現されています。奥行きのある色彩と、幽玄な輝きを帯びた仕上がりが特徴です。
火山の風景に同じものが二つとないように、一つひとつのペンにも異なる表情が生まれます。長年の経験と確かな技術を持つ職人だからこそ生み出せる、繊細な手仕事が息づいています。
溶岩流 Yoganryu


「黒溶岩」は、火山活動の後に訪れる静寂を表現した一本です。ざらざらとした凹凸が特徴の「石目塗」は、冷え固まった溶岩や黒い岩肌を思わせる、落ち着きのある質感に仕上げられています。
自然が生み出す荒々しさを感じさせながらも、洗練された万年筆のフォルムによって、力強さと静けさが調和した佇まいを生み出しています。
漆黒の表面に宿る繊細な質感は、手に取ることでより深く感じられるもの。火山が秘める壮大なエネルギーを、日本の職人技によって静かな美しさへと昇華しました。
黒溶岩 Kokuyougan

火口 Kakou
「火口」は、今にも噴火しそうな火山の荒々しさと美しさを表現した作品です。漆黒の「石目塗り」が施されたボディに、琥珀色の「白檀塗り」を円状に配し、まるで火山の火口に溶岩の池が浮かび上がるような表情を生み出しています。
石目塗りによる火山岩の大地と、白檀塗りによるマグマを思わせる色彩。その対照的な表情は、燃え盛る火がやがて冷え、岩へと姿を変えていく一瞬を捉えています。
自然が秘める圧倒的なエネルギーと、その中にある静かな美しさ。「火口」は、その壮大な自然の営みを、力強くも洗練された佇まいに仕上げた一本です。
溶岩流 Yoganryu
「溶岩流」は、溶岩が大地の表面を流れゆく際の力強い動きとエネルギーを表現しています。「石目塗」が施された凹凸のある質感をを火山の大地に見立て、暗く深みのある琥珀色の筋が大胆に走り抜けます。
まるで火山の斜面を流れ下る溶岩を思わせるデザインは白檀塗によって表現されています。奥行きのある色彩と、幽玄な輝きを帯びた仕上がりが特徴です。
火山の風景に同じものが二つとないように、一つひとつのペンにも異なる表情が生まれます。長年の経験と確かな技術を持つ職人だからこそ生み出せる、繊細な手仕事が息づいています。

黒溶岩 Kokuyougan
「黒溶岩」は、火山活動の後に訪れる静寂を表現した一本です。ざらざらとした凹凸が特徴の「石目塗」は、冷え固まった溶岩や黒い岩肌を思わせる、落ち着きのある質感に仕上げられています。
自然が生み出す荒々しさを感じさせながらも、洗練された万年筆のフォルムによって、力強さと静けさが調和した佇まいを生み出しています。 漆黒の表面に宿る繊細な質感は、手に取ることでより深く感じられるもの。火山が秘める壮大なエネルギーを、日本の職人技によって静かな美しさへと昇華しました。
