世界伝承・津軽漆
「唐塗(からぬり)」
鮮やかな斑点模様が特徴の津軽塗。色の組み合わせも様々で4~6種類の漆を凹凸をつけて塗り重ね、最後に研ぎだすことで断面が浮かび上がります。
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「仕掛紋紗塗(しかけもんしゃぬり)」
研ぎ出し変わり塗技法のひとつ。仕掛技法を用い黒漆で文様を描き重ね、更に全体に黒漆を塗り、表面が濡れている状態で炭粉を蒔いて研ぎ出すと艶消しの仕上がりになります。梨地のマットブラックに浮かび上がる艶ややかな漆黒の模様はモダンでありシックな表情を魅せます。
Our story
香川県の漆芸の一つとして「蒟醤(きんま)塗」という技法があります。漆素地に蒟醤剣で繊細な模様を彫りこみ、その彫溝に色漆を埋め、表面を研いでの工程を繰り返し意図した模様を表現するという流れです。この蒟醤塗技法、実はタイにルーツを持っており、中国大陸を経て室町時代末期に讃岐の国に伝来したそうです。そこでワンチャーはタイのチェンマイを訪問し、現地職人との交流をはじめました。
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ますますその魅力に掻き立てられた我々は「ルーツを巡るタイムトラベル・シリーズ~KINMA-edition~」プロジェクトをスタートしました。更に『蒟醤(きんま)』=『彫込』=「曲面より平面の方がデザインの可能性が拡がる」ため世界樹万年筆”伝承”(多角形)が生み出されました。現在、タイおよび日本で蒟醤塗万年筆の作品作りを一生懸命進めております。丹念で時間のかかる手作業になりますが、ワンチャーも皆様へご披露できる日を楽しみにしております。
津軽塗”伝承”シリーズは「現代漆塗り技術の傑作」のひとつとして技術の面白さを感じられる作品です。ワクワクできる逸品をぜひ味わってください。