
沖縄返還50周年を迎える2022年。
ワンチャーはこの大きな節目を記念して製作した万年筆「ドリームペン 琉球堆錦 双竜ツインドラゴン」をご紹介します。

沖縄の歴史
琉球諸島(沖縄)が歴史上の文献に初めて登場したのは中国の正史「隋書」です。
中国の冊封体制のもと外交・貿易で栄えた琉球王国は、薩摩藩の侵攻などを経て、1879年に明治政府により解体され今の沖縄県となりました。
その後太平洋戦争がはじまり、戦後はアメリカの統治下に置かれることになりました。
27年にも渡る沖縄統治を経て日本に復帰したのが、いまから50年前の1972年5月15日です。

琉球漆の歴史
沖縄の古い文献には1427年に明の皇帝宣宗が沖縄から漆を購入したとあり、当時すでに漆技法があったと考えられています。 1429年の第1次琉球王国では、漆器製作のための貝摺奉行所(かいずりぶぎょうしょ)が設置されました。


政治と祭祀の結びつきが極めて深い沖縄では王族や士族だけではなく、地方でも漆器や漆の装飾品は儀式や祭礼に欠かせない品でした。
特に薩摩藩の侵攻後には幕府への献上のため、朝貢貿易のため、琉球王府は貝摺奉行所を直営とし、拡大のうえ生産強化に努めました。薩摩藩の属国だった時代には中国に幾度か工匠を派遣し、「螺鈿」「沈金」「蒔絵」などのさまざまな技法を取り入れました。
その結果、比嘉乗昌という工匠が1715年に中国の素朴な技法を基に「堆錦」という沖縄独自の加飾法を編み出したのです。
Section
Drop element here!