ドリームペンのデザインへのこだわり
万年筆のクリップにはポケットやノートに引っ掛けて固定したり、机上で転がるのを防ぐロールストッパーとしての役割があります。もちろん、デザイン上のアクセントとして重要なパーツでもあるため、ブランドの独自性を高める要素としても取り入れられています。
しかし、ワンチャーのドリームペンではこれまでクリップを採用してきませんでした。 ワンチャーの万年筆には、日本の茶道に使う茶碗のように裏表があります。また茶碗のように、どの角度から眺めても美しく感じられるように造形した上で日本の伝統工芸を施しています。万年筆は書くための道具ですが、使用者にはさまざまな角度から日本の伝統工芸を楽しんでもらいたいという信念を持ち続けてきました。
その信念のもと、万年筆にクリップをつけることはしなかったのです。
クリップ付きモデルの実現
同時に、万年筆へのクリップを希望する声は多く寄せられており、長年にわたる課題の一つでありました。今回ようやく実現した、「クリップ付きモデル」の製作に際し、留意したのは次の3点です。
1.万年筆ボディのデザインとの調和
2.アーティストの創作を妨げない構造とデザイン
3.実用性と高品質
何度も試作を重ね、ドリームペンのデザインに調和する「クリップ付きモデル」を完成させました。デザインベースは日本で古くから愛されてきた自然に流れ落ちる水滴がモチーフです。サイズを少し控えめにし、流線形のボディに流れる水滴を表現しました。さらにキャップには、クリップを装着するための位置、深さ、角度すべてを全体のバランスと機能性を考えた専用設計に基づき、加工を施しました。
クリップの製作者
ドリームペンのクリップの製作を依頼したのは、東京金属工業(株)(トーキン)です。この会社の製品はgoo ランキングセレクトの2022年最新『ビジネス文房具のおすすめ人気ランキング20選』に掲載されるほど、現在、話題の企業です。また、国内40%超のトップシェアを誇る金属プレスの技術者集団でもある同社が製作したクリップは確かな品質をお約束します。
クリップ以外の特徴
ドリームペンの特徴はクリップだけではありません。細部へのこだわり、それは製品をより良くするために常に心掛けていることでもあります。 誠エボナイトは研ぎや磨きにも強くこだわり、まるで鏡面に水を張ったような深くなめらかな輝きは熟練した職人の手作業によって生み出されています。
商品について
クリップ付オプションを選択できるのは、下記のモデルのみとなっています。
今後、より多くのモデルにこれらのオプションが追加できるように努めてまいります。 詳細は商品ページとペン先ガイドに記載されています。