WANCHER×呉竹 近代蒔絵
コレックショーン
日本の華麗なる伝統加工技術に彩られた蒔絵物語万年筆を新発売!手に取った、その一本一本に物語がある
1. 呉竹「蒔絵物語」
呉竹「蒔絵物語」をベースに、WANCHERが開発製造した独自仕様の首軸とペン先を取り付けました。 日本伝統のデザインと技術が楽しめ、普段使いにも、プレゼントにもピッタリの蒔絵物語万年筆をご紹介いたします。



Shape
砲弾型のシンプルなデザインの蒔絵物語万年筆は、いつまでも飽きることなくお使いいただけます。 つるんとした手触り、手になじむ適度なサイズのボディは持ち運びやすく、普段使いにピッタリです。
The Making Process
驚くほど、薄くて軽い。なのに、強さもあるボディ。 ボディに描かれる蒔絵の魅力を100%引き出すつなぎ目の全くない万年筆は、絞り加工技術で作られています。 作業現場では、職人が一枚のアルミの薄板を丹念にたたき出していきます。 その工程はアルミの薄板から突き出た突起が、まるで植物の芽が成長していくかのように見えます。 こうして作られた曲面造形のアルミ板は、驚くほど薄く軽いのに、適度な強さを持つ万年筆のキャップやボディになるのです。


Wancher Original Design - Kingyo
As part of its commitment to extending the appreciation of Japanese traditional design, Kuretake has created a new design for the collection, Goldfish or Kingyo exclusively for Wancher. Together with Kuretake, we are delighted to continuously present you with a unique design that embraces Japanese culture.
With two goldfish on the clear pond, the original design portrays zen art of the tranquility in a Japanese garden. Goldfish are believed in Asian cultures as a lucky symbol, bringing abundance and fortune to those who own them. Its appearance in many eminent classic Japanese artworks and is regarded as a prestigious aquatic creature. Today, goldfish remain featured in many contemporary Japanese arts as a form of aesthetic adoration and a crucial part of the culture.



2. 呉竹 夢銀河 近代蒔絵
呉竹「夢銀河蒔絵物語・毛筆」をベースに、WANCHER独自開発の首軸とペン先を標準仕様として装備しました。黒とゴールドの上品な軸色は、近代蒔絵の鮮やかな色彩を引き立てます。 前作よりやや太めの軸なので手の大きい方にも安心して使っていただけます。
普段使いにも、プレゼントにもピッタリな夢銀河万年筆をお楽しみください。


枝桜

赤富士

瑞鳥鳳凰

鶴寿
3. 万年毛筆 硬筆替えペン先セット

日本が誇る伝統工芸である蒔絵を現代技術と職人の手によって表現した軸が特長の万年毛筆です。これまでの数あるデザインから、特に人気の3柄を選んだ数量限定の作品です。軸色を金色にすることでより華やかになりました。ペン先は毛筆に加え、ペン字タッチの手軽さで太・細書きが自由に書き分けられる、本格筆文字の硬筆替ぺん先がセットされているので、気分や必要に応じて自由に使い分けることができます。

4. 近代蒔絵と浮世絵
蒔絵物語万年筆のボディには、日本の伝統工芸である蒔絵が進化した近代蒔絵技法と呼ばれる浮世絵のような装飾がほどこされています。 蒔絵は1200年もの歴史を持ち、「平蒔絵」「高蒔絵」などの伝統技法が知られています。 一方の浮世絵はゴッホなど印象派の画家たちに大きな影響を与えました。 浮世絵は版画の技術で出版されて来ましたので、シルクスクリーンの技法に類縁といえます。 近代蒔絵技法のなかには、このシルクスクリーン技術を応用したスクリーン蒔絵もあります。
近代蒔絵の技法は比較的新しい技術です。
しかし、近代蒔絵が生まれてきた背景には先人たちが生み出してきた伝統的な芸術作品たちの積み重ねがあります。 たとえば平安時代に描かれた鳥獣戯画は漫画やアニメーションの祖といわれています。 また、琳派と呼ばれる日本美術の流派は、その高いデザイン性から多くの芸術家に影響を与え続けています。
このように先人たちは伝統を守るだけではなく、技術革新に恐れず挑戦し、現代生活に合わせた作品や製品を生み出してきました。近代蒔絵技法も、そうして生まれた技法のひとつといえます。
5. ワンチャーのふで型ペン先
ワンチャーから、美しい文字筆記を追求したふで型のペン先が開発されました。筆の扱いが苦手な方でも、この特殊なペン先によって簡単に筆文字が書けます。 その特殊ペン先の名は「SHARA-Q」。江戸時代中期の浮世絵師・東洲斎「写楽」のイメージを重ね合わせたペン先です。 ペン先を立てれば細書きに、寝かせれば太書きになり、筆記角度によって線の太さを自由に変えることができます。 ワンチャーのSHARA-Qニブは、定評のある自社のペン先をベースに開発いたしました。筆記時の力加減に神経質になる必要がないため、気楽に筆文字のような個性を持つ文字や絵が描けます。 写楽の浮世絵のような躍動感のある線描や、思った通りの文字がスルスルと流れるように書ける時の感触は快感です。

ワンチャーのSHARA-Qニブを採用したこの万年筆は、筆の筆記に適するように開発されたもので、日本を代表する老舗の書道具メーカー呉竹が万年毛筆のために開発し設計したボディーとキャップが採用されています。手になじみやすく、持ち運びに便利なサイズで、一枚のアルミ板からたたき出し成型された、日本の匠の技により仕上げられたシームレス構造です。
何度も打ち鍛えられた軽量で強靭なボディーとキャップは、日本伝統の近代蒔絵柄で装飾されています。
様々な伝統と文化が融合して作られた、特別な万年筆です。 自分用にも、大切な方への贈り物にも最適です。ワンチャーのSHARA-Qニブ万年筆をお楽しみください。 書くことが好きなすべての方に手にしていただきたい筆記具です。
蒔絵物語万年筆のペン先は#5 JOWOニブを採用しているため#6 JOWOニブは適合しません。
また、ペン先を首軸に固定しているため、ご自身で取り外しや交換をされた場合は保証対象外となりますのでご注意ください。
近代蒔絵を施した蒔絵物語万年筆は、蒔絵の本格的な風合いをより身近に感じていただける仕上がりになっています。
18種類もの美しい絵柄、それぞれに込められた物語を実際に手にしてお楽しみください。


