WANCHER×呉竹 近代蒔絵万年筆
日本の華麗なる伝統加工技術に彩られた蒔絵物語万年筆を新発売!
手に取った、その一本一本に物語がある
WANCHER×呉竹
この度、WANCHER×呉竹によって実現した、近代蒔絵で描かれた18種類ものデザインの万年筆を新発売します。
呉竹「蒔絵物語」をベースに、WANCHERが開発製造した独自仕様の首軸とペン先を取り付けました。
日本伝統のデザインと技術が楽しめ、普段使いにも、プレゼントにもピッタリの蒔絵物語万年筆をご紹介いたします。

ワンチャーオリジナルデザイン
呉竹×WANCHER近代蒔絵万年筆に、ワンチャーオリジナルデザイン「金魚」が登場。日本文化をより身近に感じてもらえるデザインを目指しました。
澄んだ池の中で優雅に泳ぐ2匹の金魚たち。日本庭園の静寂を描いたオリジナルデザインです。 金魚はアジア圏において幸運の象徴とされ、豊かさと幸運をもたらしてくれると信じられています。 日本でも古くから観賞魚として人気が高く、日本画の画題でも多く描かれてきました。 現在においても、夏の風物詩として日本の文化に深く根付いており、絵画だけではなく様々な現代アート作品に登場します。



近代蒔絵と浮世絵
蒔絵物語万年筆のボディには、日本の伝統工芸である蒔絵が進化した近代蒔絵技法と呼ばれる浮世絵のような装飾がほどこされています。
蒔絵は1200年もの歴史を持ち、「平蒔絵」「高蒔絵」などの伝統技法が知られています。
一方の浮世絵はゴッホなど印象派の画家たちに大きな影響を与えました。
浮世絵は版画の技術で出版されて来ましたので、シルクスクリーンの技法に類縁といえます。
近代蒔絵技法のなかには、このシルクスクリーン技術を応用したスクリーン蒔絵もあります。
近代蒔絵の技法は比較的新しい技術です。
しかし、近代蒔絵が生まれてきた背景には先人たちが生み出してきた伝統的な芸術作品たちの積み重ねがあります。
たとえば平安時代に描かれた鳥獣戯画は漫画やアニメーションの祖といわれています。
また、琳派と呼ばれる日本美術の流派は、その高いデザイン性から多くの芸術家に影響を与え続けています。
このように先人たちは伝統を守るだけではなく、技術革新に恐れず挑戦し、現代生活に合わせた作品や製品を生み出してきました。
近代蒔絵技法も、そうして生まれた技法のひとつといえます。
ペンの成型

砲弾型のシンプルなデザインの蒔絵物語万年筆は、いつまでも飽きることなくお使いいただけます。
つるんとした手触り、手になじむ適度なサイズのボディは持ち運びやすく、普段使いにピッタリです。
ペン先は細字のFサイズ、中字のMサイズから選べます。
驚くほど、薄くて軽い。なのに、強さもあるボディ。
ボディに描かれる蒔絵の魅力を100%引き出すつなぎ目の全くない万年筆は、絞り加工技術で作られています。
作業現場では、職人が一枚のアルミの薄板を丹念にたたき出していきます。
その工程はアルミの薄板から突き出た突起が、まるで植物の芽が成長していくかのように見えます。
こうして作られた曲面造形のアルミ板は、驚くほど薄く軽いのに、適度な強さを持つ万年筆のキャップやボディになるのです。

蒔絵物語万年筆のペン先は#5 JOWOニブを採用しているため#6 JOWOニブは適合しません。 またペン先を首軸に固定しているため、ご自身で取り外しや交換をされた場合は保証対象外となりますのでご注意ください。
近代蒔絵を施した蒔絵物語万年筆は、蒔絵の本格的な風合いをより身近に感じていただける仕上がりになっています。
18種類もの美しい絵柄、それぞれに込められた物語を実際に手にしてお楽しみください。