能登万年筆 
輪島復興モデル

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輪島復興のシンボルとして

信じられないニュースで始まった2024年元旦。 能登半島で起きた大地震は甚大な被害を生んだだけではなく 日本中を震撼させ伝統工芸の輪島塗にも甚大なダメージを与えました。 しかし輪島塗に携わる人々の矜持と熱意は負けてなんかいません。 大地震前よりも強くなったのです。 輪島塗の復興のためにワンチャーは輪島の田谷漆器店、滋賀の銀工房と共に能登半島と輪島の復興のシンボルとなる万年筆作りを始めました。

想いを込めた2つのデザイン

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能登半島の特徴的なカタチを連想させる万年筆トップ。 能登半島ととても所縁の深い特別天然記念物のトキは、復興へのシンボルのひとつとされています。その能登の空を舞うトキをイメージした「白洗/朱鷺色(ときいろ)ぼかし塗り」が1つめのデザイン。

また能登半島は、日本有数の雪割草の群生地として知られています。積雪の下で冬を乗り越え、雪解けとともに海風に耐えながら愛らしくも凛とした花を咲かせる雪割草の鮮やかで深い碧紫色を表現した「漆黒/碧紫ぼかし塗り」を2つめのデザインとして採用しました。 パーツのひとつひとつに能登半島と輪島塗の復興への想いを込め、輪島塗の伝統技法・ぼかし塗を駆使した特別な万年筆「能登万年筆 輪島復興モデル」を2つのデザインで販売いたします。

輪島漆復興の一助に

「輪島漆の伝統の灯を消してはいけない、できるだけ早く復活する」。それは大地震後にようやくつながった安否確認の電話で話された田谷漆器店10代目の言葉です。その後すぐに活動を再開した田谷漆器店ならびに10代目を始めとした輪島塗に携わる人々の強い情熱と信念が伝わって来る電話でした。

ワンチャーもまた、輪島漆の職人さんたちと輪島復興の力になれる万年筆を作りたいと考え始めました。輪島塗は世界に類を見ない深みと光沢を持ち、長く使えば使うほど味わいが増します。輪島塗の優れた美しさと職人たちの高い技術力を絶やすわけにはいきません。能登半島の悲惨なニュースに心をえぐられながらも、私たちなりに万年筆のイメージを膨らませていきました。 そうしたなか、再び田谷漆器店10代目から「輪島復興のシンボルとなる万年筆を作りたい」と電話が入ったのです。10代目も私も、見る人、手にする人が幸せな気持ちになれる万年筆を共に作りたいと意気投合。輪島漆の魅力を最大限に伝え、なおかつ能登半島をイメージさせる万年筆の具体的なアイディアが詰められていき、能登万年筆の開発が共同で始まったのです。

あなたの手のひらに広がる”能登半島”

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能登半島といえば、頭の中に浮かぶのは日本海に飛び出た独特な形状です。その形状を万年筆でシンプルに表現できないかと考えました。イメージ画を描き、デザインを起こし設計の過程で素材は黒檀、工法は削り出しと決定したのです。 万年筆を彩る装飾に白洗/朱鷺色ぼかし塗と、碧紫ぼかし塗という2つのデザインを採用し、輪島塗の高度な技法で制作することにしました。

本来、漆自体に色はありません。田谷漆器店で扱う色漆は天然の透漆(すきうるし)に顔料を混ぜて発色させたものです。この能登万年筆のために選んだ色は「白洗」と「朱鷺色」、そして「漆黒」と「碧紫」。塗りの技法に高い技術力が求められる「ぼかし塗」を採用し、発色の難しい「白」と淡い橙赤色の「朱鷺色」との鮮やかなグラデーションでトキだけが持つ翼の色を表現しました。

もうひとつは、同じく「ぼかし塗」で、「漆黒」の漆をベースに「碧紫(あおむらさき)色」のシックなグラデーションで雪割草の色を表現しました。なぜ雪割草の色かといえば、能登半島には美しい天然の雪割草が群生しており、毎年、厳しい冬の終わりには明るく美しい花を咲かせているからです。能登半島をイメージし、なおかつ復興への祈りを込めた色としてトキの朱鷺色と雪割草の碧紫色をセレクトしました。

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ローラーストッパーは純銀製の雪割草

今回発売の能登万年筆には、能登半島に自生する雪割草をイメージしたローラーストッパーを装着しました。花言葉が「忍耐」の雪割草は輪島市の「市花」であり、復興へと歩み始めた能登の人々の心の強さと美しさを象徴します。滋賀の銀工房製作の純銀製ローラストッパーです。

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思いを込めた、特別な万年筆を

能登万年筆で、あなたの想いを書き綴ってみてください。万年筆を握り、ペン先を走らせるあなたの手に輪島塗が馴染み、あなたの心に寄り添うことを実感いただけると思います。この能登万年筆は、あなたと輪島漆の絆を深める、かけがえのないパートナーになるでしょう。 今後、田谷漆器店からも能登万年筆の販売を予定しています。 今後とも輪島塗を見守ってください。

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