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漆絵

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日本の熟練職人のみができるハイブリッドな世界観

日本美術史の中で数多くの名画が存在し、それぞれの作品に込められたストーリーをひとつひとつ知ることで、その興味が深まります。その中でも水墨画や墨彩画の名作をモチーフにした新しい世界観を、ワンチャーは漆工芸で創造したいと想い、ようやく今回の作品の完成に辿り着きました。 本当に筆と墨で描いたのでは?と見紛うほどの細部わたる完成度です。これすべて漆工芸だけで制作されているのです。日本の熟練職人の中でも高い技術力をもった一握りにしかこのレベルの作品はつくれません。 まさに水墨画と漆工芸のハイブリッドな美しい世界観をお楽しみください。

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日本画の歴史

中国で生まれ発展した水墨画は、12世紀後半~13世紀頃に禅僧の渡来と共に日本へ伝えられました。もちろん、日本にはそれ以前にも墨筆による絵画技法はありましたがシンプルな線描だったのです。 その後、禅僧を中心に全国へ広められ、日本独自の世界観を表現する技法として大きく多様化していきました。 水墨画、墨彩画は日本の美術史の中で欠くことのできない礎を築き、近現代において西洋絵画が日本に入ってきてから区別するために「日本画」と総称して呼ばれ始めたという歴史を辿ります。

天と地

古来より龍や虎は東アジア文化に根付いた存在として知られ、特に干支の一つとして身近にありました。 明治期の革新的な日本画における近代絵画として描かれた「龍虎図」。

 六曲一双(6曲の屏風が2点で1組、の意味)の龍虎図屏風をモチーフとして、日本が誇る熟練の蒔絵職人の手によりワンチャーオリジナル万年筆として完成しました。

江戸時代までに描かれた龍虎図とは一線を画し、明治時代に新しい技法を取り入れて新しい「龍虎図」の扉を開けた作品です。 まさにこの”温故知新”の魅力を伝えるために、ワンチャーは幾代にも伝承された現代の蒔絵職人の技術により、繊細で荘厳な作品に辿り着きました。積み重ねられた日本の最高潮の芸術的な自信作です。


漆絵・龍

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「龍図」 

吹き荒れる暴風と稲妻の中で、龍と虎がが対峙する龍虎図のうち、天から地を見下ろす龍の姿。

 西洋における龍(ドラゴン)は、恐ろしく凶暴な存在であり、物語においては倒されるべき敵として描かれています。

しかし東洋では、昔より龍は知恵と力を兼ね備えた存在とされ、英雄の象徴ともされています。 また、十二支のひとつで「願いを叶え、物事を好転させてくれる」縁起のいい図柄になります。

漆絵・虎

「虎図」

吹き荒れる暴風と稲妻の中で、龍と虎がが対峙する龍虎図のうち、陸の竹林から空を睨む虎の姿。

 虎は「一日にして千里を行き、千里を帰る。」といわれるように、強靭な生命力であらゆる厄災を振り払い、家運隆盛、金運上昇を導くといわれています。

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高蒔絵

日本が誇る熟練職人の高度な技「高蒔絵」

日本における蒔絵技術の誕生は、奈良時代の正倉院宝物が起源とされ、日本独自に発達した漆芸の代表的な技法といえます。鎌倉時代に蒔絵の技術が進歩を遂げ、室町時代にかけて競い合うように格調高い蒔絵技法が洗練されたそうです。それら蒔絵の中で最も難しい技術が必要とされるのが『高蒔絵』なのです。 今回ワンチャーは、この日本の稀少な職人による究極の美しさをお届けしたく『高蒔絵』にその想いをこめた作品を創りました。どうぞハイクラスな感動をあなたのコレクションに加えてみませんか?

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高蒔絵

文字通り高く盛り上げた蒔絵のことを指し、高く盛り上げる技法には「漆上げ」、「炭粉上げ」、「錆上げ」などいくつかあり、金粉を惜しみなく使い研ぎ出しなどを施すためかなりの時間と労力がいる作業となります。 今回の高蒔絵万年筆は立体的にそして細部まで繊細に図柄が描かれており、心を奪われるような感動を覚えます。そして万年筆だからこそ、指で触れてみてください。造形美を指先からも感じていただけるはずです。永く奥ゆかしい光を放つすてきな作品です。

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18金ペン先

今回すべての蒔絵万年筆は18金ペン先をお付けしてご提供いたします。絢爛たる風合いをお楽しみください。

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純国産天然生漆

今回ワンチャーよりご提供する蒔絵万年筆はすべて純国産の天然生漆を100%使用しております。初夏、山林に咲くウルシの花。漆液が採取できるのは落葉高木樹のウルシノキというウルシ科植物で、一本の木から年間約100~300グラム程度しか採れない貴重なものなのです。

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仕様

材質 : エボナイト(ベース)、天然生漆(日本産)
加飾:漆絵、高蒔絵技法
充填機構 : カートリッジ・コンバーター両用式
ペン先 : #6 Wancher 18Kゴールド
ペン芯 : プラスチック

名作蒔絵