伊万里万年筆
この度WANCHERは、実用性とアートが融合した、新たな製品を創作いたしました。艶やかな伊万里焼の青磁器を表現した色合いの万年筆と、そこに調和するような菊の図柄が描かれた鍋島焼のペントレーです。
コンセプト
伊万里焼と鍋島焼は共に佐賀県で生産されている磁器です。
日本で初めて佐賀県有田町で国産磁器の製造が始まった17世紀、窯元から生産された磁器は伊万里の港に集められ出荷されていたため、有田焼を始めとするいくつかの磁器製品は「伊万里焼」と呼ばれていました。
鍋島焼もその一つです。現在の鍋島焼と呼ばれるものは、江戸時代が始まりです。当時は優秀な陶工が、献上や贈答など特別な目的で使われるものを製作していました。
それ故製品の質は非常に高く、一般的な市場に出回ることはなかったと言われています。
発祥当時から優れていたその技術は現在まで継承され、鍋島焼は今も人々を魅了し続けています。
伊万里万年筆
まずは万年筆。
しなやかに紙面を滑る安定した機能性は勿論、21金のペン先を持ち高級感溢れる仕様となっています。
一番の特徴は、見る人の目を惹きつける、艶やかなブルーと朱色の美しさ。伊万里焼がもつ艶やかな色彩を抽出しブルーの樹脂に取り込み、繊細かつ丁寧な調整を加えました。
そんな職人技を施すことで、光の角度や量によって多彩な表情を見せる美しい万年筆が完成いたしました。
光が内部に引き込まれ通過することで、伊万里焼がもつガラス質の冷ややかな輝きのような風合いも感じられます。
鍋島焼ペントレー
「伊万里の磁器の色合いを万年筆に取り込みたい。そして、その万年筆と共に書斎の机の上に置ける伊万里鍋島焼のペントレーがあれば...。」という想いで創り上げた当製品。
日本の伝統工芸がもつ、人々を惹きつける不思議な力を感じて、興味をもち使っていただけたらと思います。
特別を手にする喜びと、書く楽しさをぜひ体感してみてください。