Wancher Voyage
ベトナム
私たちは様々な国を旅する中で、隠された伝統芸術を発見し、世界に紹介したい。そして、書く人と時を共に歩んでほしいという想いをワンチャーボヤージュ(航海)のコレクション名に込めました。
ワンチャーボヤージュは、世界に眠る素晴らしい芸術を見つけるための壮大な探検です。
貴重な伝統工芸を探求し、世界中へ普及させたいという使命の元、まだ見ぬ芸術を求めて、ワンチャー ボヤージュの旅は次の目的地、ベトナムへと向かいました。
ベトナムで最初にご紹介したいのはソンマイと呼ばれる漆芸術です。
漆塗りは数千年前からアジア各国で行われてきましたが、1930年代にベトナムの芸術家がソンマイと呼ばれる独自の漆芸術を生み出しました。
”ソン”は漆、”マイ”は研ぐという意味で、塗り重ねた漆の層を最後に研ぎ出すことで絵が完成する、ベトナムの伝統的な漆芸術です。
ベトナムで最初にご紹介したいのは、この国の最も名誉ある伝統芸術の一つであるベトナムの漆、ソンマイと呼ばれる漆芸術です。
漆塗りは数千年前からアジア各国で行われてきましたが、1930年代にベトナムの芸術家がこの長年の伝統的な漆塗りと研ぎの技術を統合し、ソンマイと呼ばれる独自の漆芸術を生み出しました。
ソンマイ漆芸術
ソンマイの漆絵は、ベトナムのフート省で栽培されているCây Sơn(ハゼノキ)から採取された漆で描かれています。ソンマイは漆塗りを繰り返し、乾燥させたあとやすりで削るため、完成までには何ヶ月、時には1年以上かかることもあります。装飾には金や銀の他、貝殻や卵の殻なども使われます。
ソンマイが他の漆技法と大きく異なるのは、最初からイメージした絵を描いていくわけではないということです。塗り重ねた漆を削り、少しずつ下地を出していくことでイメージを形にして完成します。そのため、ソンマイは完成するまで予測がつかず、非常に大変な作業となりますが、その分最後まで作り上げた作品への達成感も大きくなります。
「ワンチャーボヤージュ×ベトナム」コレクションでは、ベトナムのソンマイアーティストが1本1本絵を描いています。
世界で1本だけの、それぞれの職人の個性が溢れたソンマイ万年筆です。
ベトナムの職人紹介
PHAM CHINH TRUNG
ファム チー チュン
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