渓流

日本が誇る稀有な“WAZA(技)”でアップグレードしたいという願い

ワンチャーはこれまで数多くのオリジナル万年筆をお客様のご愛顧により、世界中へ展開させていただいております。 日本が誇る伝統工芸や伝承の技で世界の人々を驚かせたい、一緒に感動してもらいたい、そして何より可愛がってもらえる万年筆 を送り出したい、という信念で物創りをしています。 その中でも、やはり万年筆はペン先が命です。 この度、ワンチャーの永年の想いが叶い、ユーザー様へ更にご愛顧いただけるステージへとアップグレードします。 その重要なパートナーとして、株式会社 The Nib Shaper 社代表の⾧原幸夫氏に KEIRYU(渓流)ペン先の調整や制作を お願いすることになりました。

⾧原幸夫氏について

株式会社 The Nib Shaper 社・代表取締役・⾧原幸夫氏は日本を代表する万年筆ペン先職人です。⾧原氏は日本の大手 文具メーカーの万年筆工場で 20 年間、ペン先の製造や調整に携わり、日本が誇る特殊ペン先を扱うことのできる希少なスペシャ リストです。2020 年にフリーランスとして独立し、The Nib Shaper という名称でご自身の Web サイトを開設しました。彼は万年 筆の楽しさを一人でも多くの人に伝えるために、ペン・クリニックやペン先の修理、カスタマイズなどのサービスを提供しています。彼の 手にかかると、万年筆は書き癖や好みに合わせて最適化され、驚くほどの書き味を実現します。左利きの方でもペン先を少し削って 書き易い万年筆にします。彼は万年筆を、書き手のパートナーとして、大切に扱い、可愛がることを推奨しています。彼は日本だけ でなく、世界中の万年筆ファンからも高い評価と尊敬を得ており、その仕事ぶりは万年筆の文化を豊かにすることへ大変貢献されて おります。 伝承される技、親子三代・ニブシェイパー ⾧原幸夫氏のご尊父も大手文具メーカーのペン先職人で、日本の文字を美しく書くために独自開発した「⾧刀研ぎ万年筆」の生 みの親でもある故・⾧原宣義氏です。⾧原宣義氏は、卓越した技術者として「現代の名工」にも選ばれた方で、ペンクリニックなどを 通じて多くの万年筆愛好家と交流し、ペン先の調整や修理を行い、「ペン先の神様」と呼ばれるほどの尊敬を集めました。幸夫氏 が、その⾧原宣義氏の後を継ぐ決断をしたのは今から 22 年前、幸夫氏 41 歳の時です。幼い頃から父親の「研ぎの型」を間近で 見ていた幸夫氏は、わずか数か月で技術をマスターし、後継者へと成⾧を遂げ、技術の継承と共に、新たな発展を積み上げられて おります。また、幸夫氏のご子息も父親の後を継ぐことを決断し、幸夫氏とともにペン先職人としてご活躍されています。