WANCHER ドリームペン ・白檀塗

漆器の産地としても有名な越前漆の伝統的な技法によって作られた白檀塗を紹介します。

白檀塗とは金箔や蒔絵の上に透漆を塗り重ねて仕上げたもので、飴色の漆の下から浮かび上がる模様の美しさが特徴です。

この技法は、日本の伝統芸術の興味深い美的側面を体現しています。 経年変化で漆の透明度が増し、より深い味わいを醸し出す。上質なワインと同じように、熟成が長ければ長いほど、より絶妙になります。

製造工程

白檀塗とはその名の通り、白檀の飴色に似ていることから名付けられたといわれています。

漆の下塗りを施した上に、すばやく漆を重ね塗りすることで滑らかな漆の層が描かれます。その上に薄い金箔や銀箔など押して漆を塗り乾かします。
最後に透漆を上塗りして磨くことで独特な飴色に仕上がります。

万年筆本体の漆を目立たせるために、漆を螺旋状に塗り重ねています。そのため、白檀塗の下に描かれた螺旋模様は万年筆の表面に浮かび上がっているように見えるのです。

時を経た美しさ

完成した作品の金、黒、飴色の絶妙なコントラストは見事に見えますが、白檀塗の真価は時間の経過とともに現れてきます。 経年変化で漆の透明度が増し、より味わい深く、魅力的になるのです。
つまり、白檀塗を施された万年筆はあなたと共に人生を歩み、成長していけるかけがえのないパートナーになるのです。